В словаре собраны основные православные термины с переводом и пояснениями на японском языке. Через Оглавление можно перейти к нужной букве алфавита. Словарь будет в дальнейшем пополняться.
А
агнец こひつじ 羔 聖体礼儀の際、主イイスス・ハリストスの聖体となるやや大型の聖パン。
акафист アカフィスト 生神女や聖人等に向けた讃美の祈祷。交互に唱える13のイコスと13のコンダクから構成され、「慶べ」という祈りの文句が何回も繰り返される。
алтарь しせいじょ 至聖所 聖堂の奥に設けられた場所。イコノスタスとよばれる仕切りで区切られており、聖職者かその手伝いをする者しか入ることができない至って聖なる所。天の世界、天国を象徴する。
амвон アムウォン(しょうだん 昇壇) 聖堂の王門の前の空間。信徒が立っている聖所よりやや高めになっており、聖職者が説教を行う時などここに立つ。
аналой アナロイ(経案) イコンや祈祷書等を載せたりするために使用される台。普通は木製で、上部が斜めになっており、布のカバーが被せられる。
анафема アナフェマ 「呪い」の意で、教会法等では破門の意味で使用される。大斎の第1主日(正教勝利の主日)、主教座聖堂では、各種の異端者に対してアナフェマを宣告する儀礼が行われる。アナテマ。
антидор アンティドル(代聖錫) その日の聖体礼儀で領聖しなかった信徒が、御聖体の代わりにもらう小さく切った聖パン。聖体礼儀の最後にある十字架接吻の際に配られる。
антиминс アンティミンス(代案) 主イイスス・ハリストスが墓に納められる場面が描かれ、聖人の不朽体(聖骸)の一部が縫い込まれた布。宝座に置かれ、聖体機密を必ずその上に行う。
Апокалипсис もくしろく 黙示録 新約聖書の巻末に収録されている一書。著者の神学者イオアン(ヨハネ)は、この世の終末、ハリストスの再臨、神の国の到来などについて叙述している。
Апостол しとけい 使徒経 聖使徒行実(使徒行伝)、使徒の書簡を収録した奉神礼用書。聖体礼儀では、福音経(福音書)の前に読まれる。
апостол しと 使徒 主イイスス・ハリストスが福音を伝えるために選んだ弟子。
артос アルトス 復活大祭の初日に成聖されるパン。表面にはハリストスの復活の像が刻印されている。王門の脇に飾られ、一週間後(光明週間の土曜日、または聖使徒フォマの主日)には信徒に配られる。
архангел てんししゅ 天使首(しんししゅ 神使首) 天使の九階級(セラフィム、ヘルウィム、天使首、天使など)の第二位であり、天使の上。天使首ミハイル(ミカエル)、天使首ガウリイル(ガブリエル)が特に有名。
архидиакон しゅほさい 首輔祭 輔祭として著しい功績を有する者に与えられる称号。
архиепископ だいしゅきょう 大主教 主教職の一つ。府主教に次ぎ、主教の上。
архиерей しゅきょうひん 主教品 各国正教会、またその中の各主教教区を管轄、管理する高位聖職者(総主教、府主教、大主教、主教)のこと。主教職。
архимандрит しょういん 掌院 修道士の職制の一。主教に次ぎ、典院の上。
Б
Благовещение Пресвятой Богородицы しょうしんじょふくいんさい 生神女福音祭 天使首ガウリイルが生神女マリヤに処女受胎を告げたこと(受胎告知)を記憶する祭日。十二大祭の一つで、3月25日に祝われる。
благочиние かんく 管区 地域ごとにまとめられた幾つかの教会。主教区より小さい単位で、各主教区は幾つかの管区から構成される。
благочинный かんくちょう 管区長 管区内の各教会の活動を総轄し監査する司祭。それぞれの主教区の主教によって任命される。
Богородица しょうしんじょ 生神女 「神を生んだ女性」、すなわち聖母マリヤ。
богородичен しょうしんじょさんし 生神女讃詞 生神女を讃美する短い祈祷文。
богослужение ほうしんれい 奉神礼 正教会で行われる祈祷や儀式の総称。礼拝。
Богоявление しんげんさい 神現祭(=Крещение Господне しゅのせんれいさい 主の洗礼祭) 主イイスス・ハリストスが前駆授洗イオアン(ヨハネ)から洗礼を受けるとき、神が聖三者(神・父、神・子、神・聖神)として現れたことを祝う祭日。「主の洗礼祭」とも呼ばれる。十二大祭の一つで、1月19日に祝われる。
В
Введение во храм Пресвятой Богородицы しょうしんじょしんどうさい 生神女進堂祭 生神女マリヤ三歳でエルサレムの神殿に奉献されたことを記憶する祭日。十二大祭の一つで、11月21日に祝われる。
Великий вход だいせいにゅう 大聖入 聖体礼儀の際、聖職者が聖体機密のためのパンと葡萄酒を奉献台から宝座に移すため、聖爵とディスコスを手にイコノスタスの北門を出、記憶の祈りを唱えて王門に入る盛大な儀式。
Великий пост おおものいみ 大斎 復活祭の前、40日間、肉類と酪農品を断ち、心身ともに慎む期間。
Великое славословие だいえいしょう 大詠頌 主日、祭日の早課では歌われ、平日には読まれる祈祷の一。「いと高きには光栄神に帰し、地には平安降り、人には恵み臨めり」(ルカ福音、2章14節)の一節から始まり、聖三者を讃美する句から成り、聖三祝文に終わる。「大詠頌」とも。
величание さんようし 讃揚詞
Вербное воскресенье せいしさい 聖枝祭 主イイスス・ハリストスが十字架の受難前にエルサレムに入ったことを、復活大祭の一週間前の主日に祝う祭日。「主のイエルサリム入城」とも。信徒は、ネコヤナギ等の枝を教会に持ってきて成聖してもらう習慣がある。
вечерня ばんか 晩課 晩に行われる、一日の奉神礼の一つ。
Викарий ふくしゅきょう 副主教 ある主教の副として補助的な役割を果たす主教。
водосвятие せいすいしき 聖水式 水を聖にする儀式。大聖水式は年に一度(1月19日の神現祭)に行われ、小聖水式は随時に行うことができる。
возведение (в сан) しょうじょ(しき) 昇叙(式)
возглас こうせい 高声 司祭または主教が、聖堂に参祷している信徒全員に聞こえるように大きな声で唱える短い祈祷。信徒に聞こえない黙祷を完結して唱えられるものが多い。
Воздвижение Креста じゅうじかきょえいさい 十字架挙栄祭 ハリストスの十字架がコンスタンチヌス大帝の母エレナによって発見されたことを記憶する祭日。銃に大祭の一つで、9月14日に祝われる。
воздух たいき 太気 聖体礼儀の際、ポティルとディスコスの両方を覆うための四角い刺繍した布。主イイスス・ハリストスの遺体が包まれた布を象徴している。
всенощное бдение てつやとう 徹夜祷 普通、主日(日曜日)などの祭日の前日の晩に行われる祈祷。晩課、早課、第一時課から成る。
высокопреосвященный ざか 座下 主教(大主教、府主教)に対する敬称。
Г
глас ちょう 調 正教会の各種聖歌を歌うための決まった旋律。第一調から第八調まである。
Д
дароносица せいき 聖匱 聖体礼儀に参祷できない病者の領聖のため、司祭等が予備聖体を持ち運ぶための聖器物。首からかける小さい箱の形をしている。
дарохранительница せいがん 聖龕 予備聖体を保管するための聖器物。小さな聖堂のような形をしており、至聖所の宝座の上に安置される。
диакон ほさい 輔祭 礼拝の際、主教や司祭の補助をする聖職者。
диаконисса じょほさい 女輔祭 古代教会で、おもに女性に洗礼を授ける際に補助的な役割を果たした女信徒。聖職者ではない。
дикирий ディキリイ(二光燭) 主教が奉神礼の際にトリキリイと共に使用する聖器物。2本の蝋燭立ての形をしており、手に持って信徒を祝福するために使う。
дискос ディスコス(聖盂) 聖体礼儀に使う主要な聖器物の一つ。脚のついた皿の形をしており、奉献礼儀の際に聖体機密用の聖パンを用意するために用いる。
Достойно есть つねにさいわい 「常に福い」 生神女に捧げる代表的な祈り。「常に福いにして全く瑕なき生神女、我が神の母なる爾を福いなりと称うるは真に当れり、ヘルウィムより尊く、セラフィムに並びなく栄え、操を破らずして、神・言を生みし実の生神女たる爾を崇め讃む」と唱える。
духовная академия しんがくだいがく 神学大学
духовник ちょうかいしさい 聴悔司祭 信徒の痛悔(痛悔機密の際の罪の告白)を聴聞する司祭。聴罪司祭。修道院では、修道士の痛悔を聴聞し指導するため、経験豊かな神父が特別に選ばれる。
Е
Евангелие ふくいんけい 福音経
ектения れんとう 連祷 輔祭が「我等、安和にして主に祈らん」等と唱え、聖歌隊が答えて「主、憐れめよ」と歌う、応答形式の祈祷。各種の礼拝で頻繁に用いられ、大連祷、小連祷、重連祷などがある。
епископ しゅきょう 主教 正教会の最高聖職者。司祭の上に立ち、主教教区を監督する。主教となる資格を持つのは妻帯しない聖職者(修道士)のみ。
епископская кафедра しゅきょうざ 主教座
епитрахиль エピタラヒリ(領帯) 司祭が着用する祭服の一部。首から胸に垂らす細長い布で、聖職者として司祭に与えられる神の恩寵を象徴する。エピタラヒリをつけなければ聖務を執行することができないことになっている。
Ж
жезл けんじょう 権杖 主教、または修道院長の権威の印である細長い杖。頂上には小さな十字架がついている。礼拝用の豪華な権杖と、礼拝以外の時に使うより素朴な権杖とがある。ジェーズル。
жертвенник ほうけんだい 奉献台 奉献礼儀を行うための台。至聖所の左側に置かれる。
З
заамвонная молитва しょうだんがいのしゅくぶん 昇壇外の祝文
запасные Дары よびせいたい 予備聖体 病者領聖(病気等で聖体礼儀に参祷できない信徒が病床で聖体をうけること)に用いる聖体。聖大木曜日の聖体礼儀において一年分の予備聖体をつくり、聖龕の中におさめる。
звездица せいか 星架
И
игумен てんいん 典院 修道士の職制の一。掌院に次ぎ、修道司祭の上。
иерей しさい 司祭
иеродиакон しゅうどうほさい 修道輔祭 修道士でありながら輔祭に叙聖された非妻帯聖職者。
иеромонах しゅうどうしさい 修道司祭 修道士でありながら司祭に叙聖された非妻帯聖職者。
Иисус Христос イイスス・ハリストス 正教会の「イエス・キリスト」の呼び方。ギリシャ語、ロシア語の発音による。
икона イコン 主イイスス・ハリストス、生神女、聖人の姿、旧約・新約聖書の出来事等を描いた聖像。一枚板の木の上に描かれることが多い。祈りの際、目に見えない天上の世界に心を向けるために用いる。
иконостас イコノスタス(聖障) 至聖所と聖所を区切るイコンの壁のこと。各種のイコンが数段になってはめ込まれる。
именины せいなさい 聖名祭 それぞれの信徒の守護聖人を記念する祭日。聖名祭を祝う信徒は、その日の礼拝に参加して領聖する習慣がある。
инок しゅうどうし 修道士
иподиакон ふくほさい 副輔祭 奉神礼の際、主教の手伝いなどを担当するもの。
Ирмологий れんせつかしゅう 連接歌集 八調経、祭日経、三歌斎経等に掲載されている各種カノンの各歌頌のイルモス(連接歌)、カタワシヤ等を全て収録した典礼書。
ирмос イルモス(れんせつか 連接歌) 早課等のカノンの各歌頌の最初に歌われる聖歌。旧約聖書のエピソードを題材としていることが多い。
исповедник つうかいしゃ 痛悔者 痛悔機密を受ける信徒。
исповедник ひょうしんしゃ 表信者 激しい迫害にもかかわらず、ハリストスへの信仰を貫いて表明した聖人。致命者(殉教者)との違いは、迫害を受けながらも殉教には至らないことである。
исповедь つうかいきみつ 痛悔機密(こっかい 告解) 犯してきた罪を司祭の前に告白し、神から赦しを得る機密。普段、領聖(聖体拝領)を前に毎回受けることになっているが、他の時いつでも受けてもよい。告解。
исполла イスポラ 主教が礼拝を行う場合、主教の壮健長寿を願って歌う短い聖歌。「イスポラ・エティ・デスポタ」(主教よ、幾年も!)と、ギリシャ語で歌われる。
К
кадило こうろ 香炉 乳香をたくのに用いる小型の器。何本かの鎖に吊るされており、これを振るようにして香をたく。振り香炉。
каждение ろぎ 炉儀 礼拝を執行する聖職者が、礼拝の決まった場面において宝座、それぞれの聖像などの前に香炉をふる儀式。
камилавка カミラフカ 聖職者、修道士のかぶる円筒帽子。紫の礼拝用カミラフカは、輔祭及び司祭に褒賞として授与される。黒のカミラフカはリャサ修道士の服の一部、また修道輔祭の祭服の一部である。
канон カノン(きてい 規程) 特定の祭日、聖人の讃美をテーマとした祈祷の一形式。礼拝の一部として、早課、晩堂課、夜半課等に組み込まれる。幾つかの歌頌(3~9歌頌)から構成され、各歌頌は、聖歌隊が冒頭のイルモスを歌った後、幾つか(通常、4~6)のトロパリが朗誦される。
катавасия カタワシヤ(きょうしょう 共頌) 祭日、主日の早課のカノンの各歌頌の後で歌われる聖歌。「カタワシヤ」というギリシャ語の名は、ビザンチン時代、両聖歌隊が聖堂の中央に集まってこの聖歌を「共に歌頌」したことに由来する。
катехизис きょうりもんどう 教理問答 教会の教えが、質疑応答の形で簡潔に述べられた書物。信徒が習得しなければならない必要最低限の知識がまとめられている。
катихизатор でんきょうしゃ 伝教者
катихизаторское училище でんきょうがっこう 伝教学校
кафизма カフィズマ(ざしょうけい 坐誦経) 早課等で聖詠経の中から、まとまって唱えられる幾つかの聖詠。聖詠経は二十カフィズマに分けられている。名は、カフィズマが朗誦される間に座ることが許されることに由来する。
келейник じそう 侍僧
келья ケーリヤ 修道士の住む私室。僧坊。庵室。
киноник キノニク ⇒りょうせいし
клирос せいかたいせき 聖歌隊席 聖堂において、聖歌隊のために特別に設けられたスペース。ソレヤの脇に設けられるのが典型的な例である。
клобук クロブク 修道士がかぶる黒い布付きの円筒帽子。布は三つに分かれ、背中に垂れる。また、主教品が礼拝以外の時にかぶる帽子もクロブクと呼ばれる。府主教は十字架付きの白いクロブク、大主教は十字架付きの黒いクロブク、主教は十字架なしの黒いクロブクを使う。
коливо とうはん 糖飯
кондак コンダク(しょうさんし 小讃詞)
копие コピエ(せいか 聖戈)
крестные родители だいふぼ 代父母 幼児が洗礼を受ける場合、まだ物心がついていない幼児の代わりに洗礼の際の誓いを立てる信徒。また、日本正教会では大人が洗礼を受ける場合も代父母がつく習慣がある。
крестный ход じゅうじこう 十字行 重要な祭日のとき、聖職者と信徒が行列をなして十字架や聖像を手に聖堂の周りを回り、またはある聖地等に向かって行進すること。
крещальная купель せんれいばん 洗礼盤 洗礼機密を受けるための大型の容器。
крещальня せんれいしつ 洗礼室 洗礼機密を行うための専用部屋。全身を水中に浸すための小型プールが設けられることがある。
крещенный じゅせんしゃ 受洗者 洗礼を受けた者。
кропило クロピーロ(ほっす 払子) 聖職者が信徒に聖水をふりかけるために用いる道具。長い獣毛を束ね、柄をつけた払子。また、聖像、十字架、鐘などを成聖する際に聖水をふりかけるのに用いる。
кулич クリーチ 復活大祭の時に成聖し、お祝いとして食べる円筒形の菓子パン。
кутья とうはん 糖飯
Л
лавра だいしゅうどういん 大修道院 古い歴史を持つ大規模な修道院や中心的な修道院に与えられる称号。モスクワ近郊の聖三者聖セルギイ大修道院、サンクト・ペテルブルグの聖アレクサンドル・ネフスキー大修道院、キエフ洞窟大修道院、プスコフ洞窟大修道院がある。
лития リティヤ パニヒダ(永眠者のための祈り)を簡略化した祈祷。また、祭日の晩課において行われる特別な儀式。聖職者が聖堂の中央に集まり、専用の器に盛られた五つのパン、小麦、葡萄酒、油を祝福する。
Литургия せいたいれいぎ 聖体礼儀 聖体機密を中心に行う儀礼。毎週日曜日には必ず、その他、教会によって毎日、祭日等に行われる。
Литургия преждеосвященных Даров せんびせいたいれいぎ 先備聖体礼儀 大斎期間中の平日に行われる聖体礼儀。聖体の聖変化は行われず、領聖には先備聖体(その前の聖体礼儀で用意した聖体)を用いる。
М
малый вход しょうせいにゅう 小聖入
мантия マンティヤ 主教、掌院、修道士が着用する長い、ゆったりした袖なしマント。主教、掌院は紫のマンティヤを使い、入堂式等の際に着用する。修道士は黒のマンティヤを使う。
Месячная Минея げっかけい 月課経 一年間を通して毎日の祭日(それぞれの聖人の記憶等)を讃美する祈祷文を網羅した典礼書。1月から12月まで月ごとにまとめられており、少なくとも全12巻からなる。
метрика メトリカ 信徒の氏名、受洗日等の個人情報を記録した台帳。
мирница せいこういれ 聖膏入れ 聖膏を保管するための器。
миро せいこう 聖膏 年に一度特別に作られて聖大木曜日の聖体礼儀で教会の首座主教(現在のロシア正教会では総主教)によって成聖され、各教会に配られる聖なる香油。傅膏(ふこう)機密の際に用いられる。
мироносица けいこうじょ 携香女 主イイスス・ハリストスが十字架から下ろされて墓に納められた3日目に、遺体に塗る香油を携えて墓に行った女弟子。復活大祭後第3主日は「聖携香女の主日」と定められている。
Миссионерское Общество せんきょうきょうかい 宣教協会
митра ミトラ(ほうかん 宝冠) 高位聖職者が礼拝を執行するために盛装して頭に被る豪華な帽子。また、褒賞として司祭に授与されることもある。四方には主イイスス・ハリストス、聖母、前駆授洗ヨハネ、聖人または祭日の小さな聖像がついている。
митрополит ふしゅきょう 府主教 主教職の一つ。総主教に次ぎ、大主教の上。当時のロシア正教会では、総主教制が廃止されていたため、最高聖職者であった。
молебен モレーベン 門出、神の恩恵への感謝など、特別な機会に行う祈祷。感謝祈祷。
молитва しゅくぶん 祝文 祈祷文。
Молитва Господня («Отче наш») てんしゅけい 天主経
молящиеся прихожане さんとうしゃ 参祷者 聖体礼儀等の祈祷に参列する信徒たち。
монах しゅうどうし 修道士
мощи ふきゅうたい 不朽体 聖人の遺骸(聖骸)、またはその一部。正教会では、信者の崇敬の対象とされる。また、聖体礼儀を行うためのアンティミンスの中には、必ず聖人の不朽体の一部が縫い込まれる。
мученик ちめいしゃ 致命者 信仰のために命を捧げ、殉教した聖人。
Н
набедренник ナベドレニク 司祭に褒賞として授与される祭服の一部。長方形の布で、長い紐を使って腰につける。パリツァと同様、霊的な武器としての神の言葉を象徴する。
наместник ふくしゅうどういんちょう 副修道院長
настоятель しゅうどういんちょう 修道院長
настоятель しゅにんしさい 主任司祭 この聖堂を管理する聖職者。主管者。
неделя しゅじつ 主日 日曜日(主の日)。
О
обедница せいたいれいぎだいしき 聖体礼儀代式 聖体礼儀を執行することができる聖職者が不在の場合、信徒が自力で聖体礼儀の代わりに行う祈祷の式。領聖(聖体拝領)は行わない。
обер-прокурор Синода しゅうむいんそうかん 宗務院総監 国家権力の代表者として宗務院の会議に参加し、その活動を総轄した役人。聖職者でない者が任命された。
облачение さいふく 祭服 主教、司祭等の聖職者が奉神礼の際に着用する服の総称。
Общая Минея そうげっかけい 総月課経 「成聖者の総奉事」「克肖者の総奉事」など、特定の聖人や祭日ではなく、それぞれの種類の聖人や祭日を記念する奉事式を収録した祈祷書。特定の聖人への奉事がまだ作成(翻訳)されていない場合に用いる。
Общество духовного утешения военнопленных ふりょしんこういあんかい 俘虜信仰慰安会 日露戦争中、司祭の派遣など、ロシア人捕虜の信仰慰安を目的とした活動を行った正教会の組織。
оглашенный けいもうしゃ 啓蒙者 (啓蒙式を経て)これから洗礼を受けるための準備(教理の勉強、祈祷への参加等)を進めている者。既に洗礼を受けた「信徒」と区別され、諸機密を受けることができない。
Октоих はっちょうけい 八調経 奉神礼書の一つ。一週間の曜日ごとの各種奉事に使われる祈祷文を、第一調から第八調までの旋律別に収録している。
омофор オモフォル(肩衣) 主教祭服の一部。大オモフォル(首を巻き、一方の端が胸に、他方の端が背中に垂れる長い帯状の布)と、小オモフォル(両方の端が胸に垂れて一つに合わせられたもの)がある。司祭のエピタラヒリと同様、聖職者として主教に与えられた神の恩寵を象徴する。
орарь オラリ(大帯) 輔祭、副輔祭の祭服の一部。長く細い帯状の布で、輔祭は左の肩にかけ、連祷等を唱える際には右手で端を上に掲げる。聖職者として輔祭に与えられる神の恩寵を象徴する。また、副輔祭は十字形に着用する。
орлец オルレツ(鷲氈) 主教専用の円形の敷物、絨毯。鷲が町々の上を飛んでいる場面が描かれているが、鷲は主教、町々は正教信徒の居住地を示し、主教が教会を管理し守っていることを象る。主教の権威のしるしの一つ。
освящение せいせいしき 成聖式 新しく建立された聖堂等を神に捧げ、聖にする式。
отпуст はっぽうし 発放詞 聖職者がそれぞれの礼拝の最後に唱える短い祈り。神の憐れみと救いを祈り、祭日によって文句が多少変わることがある。
П
палица パリツァ 主教、掌院、司祭の祭服の一部(司祭には褒賞として授与される)。紐を使って右の腰に佩用する菱形の布。霊的な武器である神の言葉を象徴する。
память きおく 記憶 聖体礼儀の際、それぞれの人のために聖パンから小片を切り取って祈ること。故人の冥福を祈り、追善供養すること。また、それぞれの祭日にまつわる聖書物語の場面、聖人などを記念すること。
панагия パナギヤ 主教が身につける小サイズの胸間聖像。おもに、生神女の聖像であることが多い。
паникадило パニカディーロ 聖堂中央に下がっている大きなシャンデリア。
панихида パニヒダ 死者のための特別な祈祷式。永眠した親戚等の死後の安楽や救いを祈る。
параман パラマン 修道士が身につける、十字架を描いた四角い布。四隅に縫い付けた4本の紐を使って服の下に着用する。主イイスス・ハリストスの十字架を象徴する。
паремия パレミヤ(喩言)
Пасха パスハ 復活祭の別名。「過越祭」の意味。
патриарх そうしゅきょう 総主教 主教職の最高位で、それぞれの国の独立教会の上に立つ聖職者。
Песнь песней がか 雅歌 旧約聖書の一書。聖書の中でも詩情溢れるもので、花婿と花嫁の愛の歌によって、イスラエル民(教会)に対する神の愛が描かれている。
плащаница ねむりのせいぞう(就寝聖像) 主主イイスス・ハリストスが十字架から下ろされて墓に納められた際に身を包まれた布(「聖骸布」)を象る聖像。主の葬りを記憶する聖大土曜日等の礼拝に用いられる。
повечерие ばんどうか 晩堂課 晩に執り行われる礼拝の一つ。晩堂大課(великое повечерие)と晩堂小課(малое повечерие)とがある。
подворье ぶんいん(だいひょうぶきょうかい) 分院(代表部教会) 地方の修道院等が大都市の市内に設置する代表部教会。また、東京にはロシア正教会モスクワ総主教庁のポドヴォリエ(代表部教会)もある。
покаяние つうかい 痛悔 神の前で心から悔い改めること。また、痛悔機密の意で用いられることもある。
поклон こうはい 叩拝 祈祷の際、身を屈めて神を拝む動作。
покровец しょうふく 小袱 聖体礼儀の際、ポティルとディスコスをそれぞれ覆うための十字形の布。その上には更に「太気」をかける。
полиелей ポリエレイ(多油祭) 主日、祭日の早課において、全員の聖職者が蝋燭を点して聖堂の中央に出、「主の名を讃め揚げよ」等という第134、135聖詠の句ならなる聖歌が歌われる盛大な儀式。
поминовение きおく 記憶 聖体礼儀の際、それぞれの人のために聖パンから小片を切り取って祈ること。故人の冥福を祈り、追善供養すること。また、それぞれの祭日にまつわる聖書物語の場面、聖人などを記念すること。
пономарь どうえき 堂役
послушник しゅうどうみならい 修道見習い 修道士となることを志望して修道院に入り、修道士になるための準備を進めている者。見習い期間は数年とされるが、人によって異なる。
пост ものいみ 斎 重要な祭日の前、食事が制限され、節制、祈祷等に集中する準備期間。復活大祭前の大斎、降誕祭前の斎、生神女就寝祭前の斎、聖使徒ペトル・パウェル祭前の斎がある。また、一年を通して水曜日と金曜日が斎の日となっている。
Постная триодь さんかさいけい 三歌斎経 大斎期間中に用いられる祈祷文を掲載した奉神礼用書。
постриг せんぱつしき 剪髪式 髪を剪(き)って修道士になる儀式。従順、貞潔、清貧の誓願を立てることを伴う。
потир ポティル(聖爵) 聖体礼儀を執行するために使う主要な聖器物の一つ。金属製の脚付きの杯で、聖体機密のための葡萄酒をこの中に入れる。主イイスス・ハリストスが最後の晩餐のときに使った杯をかたどる。
Правило ко Святому Причащению りょうせいよびきてい 領聖預備規程 領聖する前の準備として、聖職者、信徒が各自で唱える祈り。前日の暮れの祈り(カノン等)と、領聖当日の朝の祈り(様々な聖人が作成した12の祈祷文等)からなっている。それぞれ自宅で唱えることが多いが、聖堂において代表的に唱えられることもある。
Праздник трех святителей さんせいせいしゃさい 三成聖者祭
Праздничная Минея さいじつけい 祭日経
Преображение けんえいさい 顕栄祭 主イイスス・ハリストスが弟子の前で変容して、神としての光栄を顕した出来事を記憶する祭日。十二大祭の一つで、8月19日に祝われる。主の変容祭とも呼ばれる。
преосвященный ざか 座下 主教に対する敬称。
преподобный こくしょうしゃ 克肖者 修道生活などを通して己に克(か)ち、神に肖(に)た者となった聖人。ロシア正教会ではラドネジの聖セルギイ、サロフの聖セラフィム等が有名。
Пресвятая Троица しせいさんしゃ 至聖三者 神・父、神・子、神・聖神(聖霊)なる三位一体の神。聖三者とも。
престол ほうざ 宝座 至聖所の中央に設置され、聖体機密を行うために高位聖職者によって成聖された祭壇。聖堂の中でも特に神が密かに臨在する場所。宝座の上にはアンティミンス(代案)、福音経、十字架、聖龕等が置かれる。
престольный праздник せいどうさい 聖堂祭 それぞれの聖堂で特別に祝われる祭日。例えば、「復活聖堂」は復活祭が聖堂祭。
придел ふくさいだん 副祭壇
припев ふしょう 付唱 カノンを朗誦する時など、それぞれのトロパリの前に繰り返して唱える短い祈りの文句。例えば、ハリストスの復活をテーマとした主日のカノンでは「主よ、光栄は爾の聖なる復活に帰す」と唱える。
причастен りょうせいし 領聖詞 聖体礼儀の際、聖職者の領聖に当たって歌われる短い聖歌。キノニクとも呼ばれる。
причастник りょうせいしゃ 領聖者 (当日の聖体礼儀において等)御聖体を拝領した(または拝領しようとする)信徒。
причащение りょうせい 領聖 聖体礼儀の際、御聖体(ハリストスの尊体尊血)を拝領すること。聖体機密とも呼ばれる。
прокимен ポロキメン(提綱) 礼拝の際、福音経、使徒経、パレミヤなど聖書が朗読される前に唱える短い祈り。通常、聖詠から取られた句を使っており、誦経者と聖歌隊の応答形式によって唱えられ歌われる。
проскомидия ほうけんれいぎ 奉献礼儀 聖職者が至聖所の中で行う聖体礼儀の第一部。これから聖体機密を行うための聖パンとぶどう酒を用意する。
просфора せいパン 聖パン(供餅) 聖体機密を執行するために用いる特別なパン。
протодиакон ちょうほさい 長輔祭 功績のある輔祭に与えられる称号。
протоерей ちょうしさい 長司祭 功績のある司祭に与えられる称号。
протопресвитер しゅしさい 首司祭 妻帯聖職者の最高位。
псалом せいえい 聖詠
псаломщик しょうけいしゃ 誦経者 礼拝の際に信徒を代表して各種の祈祷文を読経する者。
Псалтирь せいえいけい 聖詠経 ダビデ王の詩篇(聖詠)150編(旧約聖書にある)を収録した祈祷書。礼拝のときに多く用いられる。
Пятидесятница せいしんこうりんさい 聖神降臨祭(ごじゅんさい 五旬祭) ハリストスの復活後五〇日目に、聖神(聖霊)が弟子たちの上に降臨したことを記念する祭日。教会が誕生した日とされている。
Р
равноапостольный あしと 亜使徒 ハリストスの使徒と等しい布教の業績を成し遂げた聖人。日本の大主教ニコライは、1970年に亜使徒として列聖されている。
рипида リピダ(聖扇) セラフィム(熾天使)の聖像を描いた、長い棒のついて丸い扇のような聖器物。中近東で聖体礼儀の際に飛ぶ昆虫を祭壇から追い払うのに用いられたことに由来し、現在、主教が礼拝を行うときに用いられる。
рукоположение じょせい(しき) 叙聖(式) 聖職(輔祭、または司祭、または主教)に叙すること。聖体礼儀中に主教が、叙聖される者の頭の上に手を按(の)せ、所定の祈祷を唱えることによって行われる。
ряса リヤサ 聖職者、修道士の着用する長い黒の上着。袖が広く全体的にゆったりしている。
С
саккос サッコス
Святая чаша せいしゃく 聖爵 ⇒ポティル
святитель せいせいしゃ 成聖者 おもに主教職として偉大な功績を残した聖人。
Святой Дух せいしん 聖神 神・父、神・子(主イイスス・ハリストス)と並んで三位一体をなす神・聖霊のこと(ここで「神」(しん)とは「霊」Spiritの意。「神」(かみ)と区別するため「神°」とも表記される)。
священник しさい 司祭
священнослужащие せいむしっこうしゃ 聖務執行者 聖体礼儀等の祈祷を執行する聖職者。
священство しんぴん 神品 聖職者。
семинария しんがっこう 神学校
символ веры しんけい 信経 最も重要な信仰の教理を簡潔にまとめた文。聖体礼儀の時など、信徒全員によって唱えられる。
Синод しゅうむいん 宗務院 (せいむかいいん 聖務会院) 7~9名の高位聖職者から構成されていたロシア正教会の最高行政機関。1721年、総主教制度の廃止に伴い、ピョートル大帝によって設立された。1918年に総主教制度が再建され、現在では総主教直属の協議機関として活動。聖務会院。
скуфья スクフィヤ 普通、修道士や主教が礼拝以外の時にかぶる、黒または紫のピラミッド型の丸い帽子。
служба ほうじ 奉事 聖体礼儀、晩課、早課など、聖堂で執り行われる各種祈祷の総称。
Служебник ほうじけい 奉事経 聖体礼儀等の奉事の式次第、祈祷文を収録した典礼書。聖職者が、聖堂において奉事を執行する際に用いる。
слушатель ちょうきょうしゃ 聴教者 正教会の教えに関心を抱き、伝教者等の説教を聴講する者。
собор だいせいどう 大聖堂
собор こうかい 公会 教会の運営に関する重要な決定を行うための会議。日本正教会では年に1度行われ、全国各地の教会代表者が出席する。
Соборование せいふきみつ 聖傅機密 重病者のために行う機密。病者に油を塗り、罪の赦しと快癒を祈る。
солея ソレヤ(高処) イコノスタスの前の床が聖所(聖堂の中央部)より一段高くなっている所。聖職者が礼拝の際に往来するスペースで、信徒の立つ聖所から、低い格子によって遮られることがある。
сослужащие ばいとうしゃ 陪祷者 礼拝のとき、主教などの「司祷者」の傍らに祈祷する聖職者たち。
староста しつじちょう 執事長 それぞれの教会で事務の執行等を監督するために選ばれる信徒。
стихарь スティハリ(祭衣) 輔祭、副輔祭が上着として着用する祭服。また、司祭、主教の祭服の一部。
стихира スティヒラ(さんしょう 讃頌)
Страстная седмица じゅなんしゅうかん 受難週間 復活祭の前にハリストスの受難等を記念する一週間。
Т
таинство きみつ 機密 目に見えない神の恩寵が密かに与えられる一定の儀式。洗礼機密、傅膏機密、聖体機密、痛悔機密、婚配機密、神品機密、聖傅機密と、全部で七つある。それぞれの機密を行うには、執行者である聖職者、その機密に応じた物(水、油、パンと葡萄酒など)と祈祷文が必要である。
Таинство брака こんぱいきみつ 婚配機密 主イイスス・ハリストスと教会との結合に象って、結婚する男女間の夫婦の結合に祝福し、二人が互いに愛し合い、貞操を守り、子供を産み信者として育てる恩寵を祈願する機密。
Таинство Евхаристии せいたいきみつ 聖体機密 正教徒が永遠の生命を得るために、主イイススの尊体尊血を受ける機密。領聖。
Таинство елеосвящения せいふきみつ 聖傅機密 重病者のために行う機密。病者に油を塗り、罪の赦しと快癒を祈る。
Таинство крещения せんれいきみつ 洗礼機密 正教会の信徒となるための儀式。全身を水中に浸し(専用の設備がない場合には頭上に水をそそぎ)、ハリストスによって原罪を清められて新しい生命によみがえる。聖洗機密。
Таинство миропомазания ふこうきみつ 傅膏機密 洗礼を受けた後、新しい信徒に聖神(聖霊)の印として聖膏を塗る機密。普通、洗礼機密と一緒に行うことになっている。
Таинство покаяния つうかいきみつ 痛悔機密 犯してきた罪を司祭の前に告白し、神から赦しを得る機密。普段、領聖(聖体拝領)を前に毎回受けることになっているが、他の時いつでも受けてもよい。告解。
Таинство священства しんぴんきみつ 神品機密
теплота おんすい 温水 聖体礼儀の際、聖職者が聖体拝領の前に聖爵の中に入れるお湯。また、信徒が領聖後に飲む「口すすぎ」(普通、お湯に少量の葡萄酒を加えたもの)の意にも用いられる。
Требник せいじけい 聖事経 洗礼機密、痛悔機密等の諸機密、聖水式、埋葬式など各種の聖事の式次第、聖職者の唱える祈祷文を収録した典礼書。
трикирий トリキリイ(三光燭) 主教が奉神礼の際にディキリイと共に使用する聖器物。3本の蝋燭立ての形をしており、手に持って信徒を祝福するために使う。
триодь トリオヂ ⇒さんかさいけい、ごじゅんけい
тропарь トロパリ(さんし 讃詞) それぞれの祭日や聖人の記憶日を代表する聖歌。その祭日や聖人の偉業の意味を端的に表現している。
У
Успение Пресвятой Богородицы しょうしんじょしゅうしんさい 生神女就寝祭 生神女の永眠を祝う祭日。十二大祭の一つで、8月28日に祝われる。その前には2週間の斎が定められている。
утреня そうか 早課 一日の奉神礼の一つ。晩課と一緒に徹夜祷の一部として祭日等の前晩に行われたり、聖体礼儀と一緒に朝(聖体礼儀の前)に行われたりする。
Ф
фелонь フェロン 司祭職が聖体礼儀などを執行する際に着用する祭服の一つ。袖のない上着の形をしている。
Х
херувимская песнь ヘルウィムのうた ヘルウィムの歌 聖体礼儀の中心的な聖歌の一つ。「われら慎んでヘルウィムにのっとり、聖三の歌を生命を施すの聖三者に奉りて、この世の務めを退くべし」等と、ゆっくりと歌われる。「ヘルウィム」とは天使九階級の第二位(ケルビム)。
хиротония じょせい(しき) 叙聖(式)(あんしゅれい 按手礼) 聖職(輔祭、または司祭、または主教)に叙すること。聖体礼儀中に主教が、叙聖される者の頭の上に手を按(の)せ、所定の祈祷を唱えることによって行われる。
хоругвь がいせんき 凱旋旗 主イイスス・ハリストス、生神女、聖人を描いた金属製または布製の聖像が細長い棒に取り付けられた旗。普段から聖所(聖歌隊席の辺り)の両脇に飾られるが、十字行の際には高く掲げて先頭に運ぶ。
храм せいどう 聖堂
христианское имя (святое имя) せいな 聖名 新しく洗礼を受ける信徒が、その守護聖人となる聖人に因んでもらう名前。正教会の聖名はギリシャ語由来の名前が多い。
Ц
царские врата おうもん 王門 イコノスタスの中央にあり、至聖所からソレヤに通ずる門。普通、生神女福音(聖母の受胎告知)の場面と四福音記者の聖像が描かれる。聖職者が礼拝を行うときに限り出入することが許されます。
Царю Небесный てんのおう 「天の王」 聖神(聖霊)に捧げる代表的な祈り。「天の王、慰むる者や、真実の神(しん)、在らざる所なき者、満たざる所なき者や、万善の宝蔵なる者、生命を賜うの主や、来りて我等の中(うち)に居り、我等を諸々の汚れより潔くせよ。至善者や、我等の霊(たましい)を救い給え」と唱える。
Цветная триодь ごじゅんけい 五旬経(さんかかけい 三歌花経) 復活祭から聖神降臨祭(五旬祭)までの祈祷の際に用いられる奉神礼用書。
церковная утварь せいきぶつ 聖器物 聖体礼儀などの礼拝や儀礼を執行するために用いられる各種の教会器具。
церковнослужитель きょうえきしゃ 教役者 「教会に役(えき)する(=仕える)者」。神品機密(叙聖)を受けた聖職者に限らず、誦経者、堂役など 教会に奉職する全ての者。
церковный хор せいかたい 聖歌隊 聖堂における礼拝等の際、聖歌を歌うアカペラ合唱団。
Ч
частица ぶん 分 聖体礼儀の際、生死者(存命中の人と永眠者)の記憶として聖パンから切り取られる小片。また、聖体機密を行うための
часы じか 時課 昔、それぞれの時間に行われた短い礼拝。現在、第九時課、第一時課は徹夜祷、第三時課、第六時課は聖体礼儀と連結して唱えられることが普通。
чин оглашения けいもうしき 啓蒙式 これから洗礼を受けようとする者が悪魔を捨て、ハリストス(ハリストス)に「配合」(結合)する儀式。昔、啓蒙式を経た者は一定の学びの期間の後で洗礼を受けたが、現在では啓蒙式は洗礼機密と一緒に行われる。
чтец しょうけいしゃ 誦経者 礼拝の際に信徒を代表して各種の祈祷文を読経する者。
Ш
шестопсалмие ろくだんのせいえい 六段の聖詠 早課の冒頭で誦経者によって朗誦される聖詠(詩篇)六編(第3、37、62、87、102、142聖詠)。その前には「いと高きには光栄神に帰し、地には平安降り、人に恵みは臨めり」(ルカ伝、2章14節)と3回唱える。
Ю
юродивый ようきょうしゃ 佯狂者 狂人を装い、神のために一身を捧げて生きた聖人。「ハリストスの為にする佯狂者」とも。
Я
язычник いきょうと 異教徒 ハリストス教以外の宗教を信奉する人。
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